『多田くんは恋をしない』最終回のその後はどうなった?|えすあに!の考察・感想
『多田くんは恋をしない』の最終回はとても気になる急展開で幕を閉じました。
そのためネット上でも、その後の展開や2期放送について、様々な意見や妄想が飛び交っています。
そこで、この記事では『多田くんは恋をしない』の気になる「最終回のその後」について、解説と考察をしていきます。
まず『多田くんは恋をしない』とは?
そもそも『多田くんは恋をしない』を知らない、という方に向けて。
『多田くんは恋をしない』は、2018年4月から6月にかけて放送され、人気を集めました。
全13話のオリジナルアニメーションとして放送されましたが、その後にOVAや2期制作は発表されていません。
本作を未視聴の方は、こちらからネタバレ無しの紹介記事をどうぞ!
最終回のあらすじ
最終回である第13話のあらすじをおさらいします。
この後の考察に関わる大事な出来事だらけだったので、思い出しつつ読んでみましょう。
最高の友人、伊集院くん
テレサの真実を知り「生まれる前から決まっていたこと」と言われて打ちひしがれる光良。
そこに日本からついてきた伊集院が活を入れます。
ずっと見てきた友だからこそ知っている、光良の弱点。
気持ちを押し隠すことを辞めろと叫び、背中を押してくれるのは彼なのでした。
翌日のパーティーに送り出すシーンも、彼らしさがあって自他ともに認める最高の友人です。
思いを打ち明け合う光良とテレサ
かくして、光良とテレサはパーティーでもう一度再開します。
シャルルの許可を取り、改めて話をする二人。
そして、光良は日本で言葉にできなかった思いをテレサに伝えます。
思い合っている、でも立場ゆえに結ばれることのない二人は、互いに「この恋を忘れない」と誓うのでした。
春の訪れ、そして…
光良が日本へと戻り、春。
桜舞う中、3年生だったピン先輩が卒業を迎えます。
いつも通りのワイワイとした日常が戻っていて、ひと安心。
そしてレイチェルのセリフと共に、ラルセンブルクではテレサ姫とシャルルの婚約破棄が新聞の一面となっている様子が映し出されます。
はじめてテレサと会った皇居を訪れた光良のもとに吹く雨風。
そこに傘をさしたのは、日本へ戻ってきたテレサなのでした。
最終回の予告ですが、あまりにも宮野真守さん&中村悠一さんの素が出すぎて笑ってしまいました…
【筆者の考察】最終回のその後はこんな展開
ここからは本題である「最終回のその後」について考察していきます。
あくまで筆者の妄想ではありますが、楽しんでいただければ幸いです。
OVAと2期制作について
まず初めに、OVAと2期制作についてですが最初に述べた通り、現在に至るまで発表されていません。
それもそのはずで『多田くんは恋をしない』は、13話まででお話が完全に完結しています。
完璧といえるラストでした。
制作からすでに時間も経っているうえ、公式Twitterの稼働も再放送があったときなど限られています。
動画工房「春のアニメまつり」
— 「多田くんは恋をしない」公式アカウント (@tadakoi_anime) May 27, 2020
このあと以下放送局にて
📺BS11 24:00~
第1話「ほっとけないだろ」を放送です
お楽しみに#nozakikun pic.twitter.com/IyHLEZcHQm
公式ホームページもKADOKAWAの一件以降、現在は見られない状態になっています。
以上のことから、OVAや2期は制作されないと考えてよいでしょう。
そもそも後日譚は無粋、といえるほど高い完成度でしたからね!
とはいえ、その後が知りたい!と妄想してしまうのは、アニメファンなら仕方ないこと。
そこで、ここからは筆者の妄想にお付き合いください!
テレサが日本に戻ってこられた理由
最終話にて、テレサは結局光良を追いかけて日本に戻ってきていました。
なんで日本に戻ってこられたんだろう?
これはおそらく留学を切り上げて、早期帰国したためではないかと思います。
4月から1年の予定だった留学は、9月に切り上げられています。
つまり、ハロウィンより1か月前の9月頃帰国しているハズ。
ラルセンブルクの王族にとって、留学はしきたりです。
期間満了を名目として、テレサは日本へ無理やり戻ってきたのではないでしょうか。
光良とテレサの結婚
さて、気になってくるのは光良とテレサは正式に結ばれたのか、です。
ハッキリ言って一国のお姫様であるテレサと、外国人&一般人な光良の結婚は難しそう。
とはいえ、最終話のテレサは無策に日本に戻ってきたわけではないような気がします。
自信に満ちた表情で「もう私、離れません!」と言っていますし、両親の説得も済ませたのかも?
全ては妄想に過ぎませんが、シャルルが一枚噛んでいる可能性も捨てきれません。
なにより「困難はあるけど、きっとハッピーエンド!」と願うのが、この作品に似合っていますよね。
心はいつも虹色に!です。
というわけで、筆者の見解は「無事2人は結ばれた」です。
立場的に光良はラルセンブルク王室にお婿にいったと、個人的に考えています。
「写真家の夢をあきらめないまま、行けていたらいいなぁ」と思うばかりです。
レイチェル(麗子)のセリフ
そして、筆者から見て光良とテレサがうまくいったのではと思えるもう一つの根拠が、レイチェルこと竜崎麗子さんのセリフです。
「最後は、ハッピーエンドがいいわね」
作中に登場していた恋愛推理小説『ひまわり急行 -恋する事件簿-』の作者だった麗子さん。
このセリフや底知れない雰囲気からして、テレサの幸せのために何かしてくれたような気がしてなりません。
テレサが、シャルルとの婚約破棄騒動が冷めやらぬ中、もう一度日本へ飛べたのも、そう考えるとなんだか納得。
彼女は最後まで、光良にとってもテレサにとっても味方でいてくれたはずです。
その他の登場人物について
ここまでは光良とテレサという中心人物にフォーカスしてきましたが、その他にも色々あった人たちがいました。
続いては彼らについても簡単に考察していきます。
シャルルとアレク
この作品をハッピーエンドに持っていったMVPにして、最も不憫な男シャルルさん。
最終話に映る新聞記事の一面では、こんな風に書かれています。
「シャルル!婚約破棄!」
「愛に生きる男、もっと自由が欲しいとのたまう」
明らかに批判的な書き方…
テレサに批判が向かないように、シャルルの側から婚約破棄という形をとったのでしょう。
イケメン過ぎる男ですが、不憫でなりません。
そしてその傍らには、アレクの姿が。
自由になってしまったシャルルと、彼を愛したアレクは、ある意味縛られるものが無くなった関係。
優しいシャルルの性格からして、アレクを放っておかないでしょう。
この2人が結ばれる展開は、テレサにとっても毒より薬になりそうですから、テレサ思いのシャルルはそれを選択したような気がします。
ゆいと山下くん
光良の妹であるゆいは、「山下犬」こと山下研太郎に想いを寄せています。
一度は、山下くんの別の女性への気持ちに触れて傷ついていたゆいも、今では立ち直った様子。
しかもピン先輩の送別会(?)では、ぶつかってお互い顔を赤くするハプニングもありました。
もしかしたら、この二人の関係にも少し変化があるのかなと思わせてくれる最終話でした。
ピン先輩と委員長
グラビアアイドル「HINA」として活動する委員長は、結局ピン先輩に正体を気づかれないままだったようです。
最終回では委員長がその後も活動しているらしき、街頭広告が映されました。
邪魔するものもない2人は、必ず最後に結ばれてくれるでしょう。
あとはいつ気づいて何を言うかだぞ、ピン先輩。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
筆者の妄想特盛となりましたが、『多田くんは恋をしない』を見たあなたが楽しめたら幸いです。
もし「自分はこう思う!」といった意見があれば、Twitterやお問い合わせフォームからお寄せください!
『多田くんは恋をしない』については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
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