『Charlotte』作品紹介|能力者となった少年少女の葛藤を描く青春アニメを紹介!
「我思う、故に我あり」
皆が自分を思うなら、僕は他人を思ってみた。
そして、僕は他人になっていた。
今回はP.A.WORKS 制作、『Charlotte』をおすすめしていきます。
※本記事はネタバレを含みません。
これから見る方も安心してお読みいただけます◎
『Charlotte』のあらすじ
思春期の一部にのみ「不完全な特殊能力」が目覚める世界。
5秒だけ他人に乗り移る特殊能力に目覚めた乙坂有宇は、その能力を活かして理想的な高校生活を送っていた。
しかし、他校の生徒会長を名乗る少女・友利奈緒が現れたことで、有宇の生活は一変。
有宇はやがて、特殊能力者の行き着く先と過酷な運命を知ることとなるのだった。
『Charlotte』の作品情報
見たことがある方も多いかもしれませんが、この機会にもう一度『Charlotte』を見てほしいという思いで記事にしました。
逆に見たことがない方は、絶対に視聴していただきたい作品です!
そこで、まずは『Charlotte』について作品情報を紹介していきます。
全13話のオリジナルアニメーション
『Charlotte』は、2015年に放送されたオリジナルアニメーション作品です。
小説やマンガが原作になっていないアニメ作品を指します。
公開・放送後に、小説化やマンガ化される場合もあります。
代表例)『君の名は。』『リコリス・リコイル』etc
全13話の1クール構成で、放送翌年にOVAがリリースされています。
『Angel Beats!』と同じKey作品
『Charlotte』は、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランド「Key」が制作を手掛けています。
「Key」はビジュアルノベルを主体にして、名作「泣きゲー」を世に送り出してきたゲームブランドであり、テレビアニメや劇場アニメの制作でも有名です。
一般的にKeyが制作した作品は、ジャンルを問わず「Key作品」と呼ばれます。
TVアニメ作品では『Angel Beats!』が人気を博し、続く『Charlotte』は2本目のオリジナルアニメとなりました。
原作・脚本・劇伴は麻枝准さん
『Charlotte』の原作・脚本は、Key作品で多くの原作を担当するライター・麻枝 准さんです。
作詞家・作曲家としても活躍し、「Key」を有名ブランドに押し上げたメンバーの一人です。
『Angel Beats!』の他にも、『リトルバスターズ!』『CLANNAD』『AIR』の企画・脚本・音楽を担当しています。
『Charlotte』では原作・脚本に加えて、劇中歌の作曲も麻枝 准さんが手がけています。
『Charlotte』3つのおすすめポイント
続いて、作品のおすすめポイントを解説していきます。
『Charlotte』は筆者にとって「アニメが好きなら絶対に見てほしいランキング」上位に入る、名作です。
ぜひ未視聴の方は、おすすめポイントを踏まえて作品を視聴していただければと思います。
特殊能力が不完全だからこそ面白い
本作は特殊能力を持つ少年少女がテーマの1つですが、その能力はいずれも不完全です。
例えば主人公である乙坂有宇は、相手を5秒間だけ乗っ取ることができます。
ただし、短い秒数に加えて「見えている相手限定」「乗っ取っている間、本体は意識を喪失して脱力する」というデメリットを抱えています。
つまり「いきなり道端で使えば転んでケガをする」ということ。
他にも「瞬間移動できるが止まれない」や「壁をすり抜けられるが1枚ごとにすごく疲れる」など、それぞれ不完全さが目立つ能力です。
しかし物語が進むにつれて、この不完全な能力であることが大事な要素となってきます。
そのせいで大きくなる障害や、伏線が絡み合い「不完全な特殊能力」が意味を持つにつれ、どんどん『Charlotte』の面白さがわかっていくはずです。
思春期の葛藤に共感できるストーリー
本作では、登場人物のほとんどは10代の少年少女ばかりです。
これは特殊能力が「思春期に発症し、思春期を終えると消滅する」という性質であることが要因です。
このため特殊能力に関するあらゆる問題は、ほぼ学生たちだけで解決しなければならず、その精神的な未熟さや葛藤が邪魔をします。
能力を人のために使おうとする学生と揉めることも、日常茶飯事という様子です。
一人ひとりの譲れないものや、守りたいもの、生まれた思いをぶつけながら、葛藤と共に進むストーリーは、思春期を経験した全ての人に共感できるはずです。
OPの完成度が高い
本作のOP「Bravely you」は、原作・脚本を担当する麻枝 准さんが作詞・作曲を担当し、Liaさんが歌唱した楽曲となっています。
Liaさんは『Angel Beats!』『AIR』でも歌手を担当しており、麻枝さん作品との親和性は抜群です。
更に原作者本人が作詞しているため、歌詞は物語を的確に表した内容となっており、本編を全て見終わった後に聞くと涙が落ちるほど高い完成度になっています。
ソースは僕。めちゃくちゃ泣きました!
OP映像にも、各所に物語の大事な要素が散りばめられており、視聴後に何度も見たくなるクオリティとなっています。
⇩残念ながらYouTubeに公式映像がないので、CD発売告知CMをご紹介
実際の映像・音楽は本編でお楽しみください!
現在『Charlotte』配信中のサブスクサービスは?
主要なサブスクサービスで、『Charlotte』が見られる媒体をご紹介します!
- Amazon Prime Video :レンタル
- U-NEXT : 見放題
- DMM TV : 見放題
- Rakuten TV : レンタル
- Hulu : 配信なし
- NETFLIX:配信なし
- dアニメストア : 見放題
※こちらの情報は、2024年8月25日 時点での配信情報です。
配信の状況は変更になっている場合がありますので、ご注意ください。
気になった方はコチラのPVもどうぞ!
TVアニメ「Charlotte(シャーロット)」PV第3弾
制作・アーティスト情報
原作・脚本:麻枝 准
キャラクター原案:Na-Ga
監督:浅井義之
キャラクターデザイン:関口可奈味
総作画監督:杉光登、関口可奈味
アクション作画監督:宮下雄次
美術監督:東地和生
色彩設計:菅原美佳
撮影監督:佐藤勝史
3D監督:小川耕平
特殊効果:村上正博
編集:高橋歩
音楽:ANANT-GARDE EYES、麻枝准、光収容
音楽制作:ビジュアルアーツ、1st PLACE
音響監督:飯田里樹
アニメーション制作:P.A.WORKS
OPテーマ:Lia「Bravely You」
EDテーマ:多田葵「灼け落ちない翼」