『負けヒロインが多すぎる！』作品紹介｜【マケイン】あらすじや聖地をネタバレ無しで詳しく解説！

「もし、俺にそんな青春があるのなら。
　涙にくれるヒロインを目の前にしたのなら。
　俺がラノベの主人公なら…

　そんな時、何を思うのだろうか？」

好きな人の”恋人”という立場からこぼれ落ちてしまった女の子、すなわち「負けヒロイン」。

これはそんな負けヒロインたちと、冴えない男子高校生の敗走系青春ラブコメである。

今回はA-1 Pictures 制作、『負けヒロインが多すぎる！』をおすすめしていきます。

※本記事はネタバレを含みません。
　これから見る方も安心してお読みいただけます◎

『負けヒロインが多すぎる！』のあらすじ

クラスでモブキャラとして過ごす主人公・温水和彦は、ある日ファミレスでクラスの人気女子・八奈見杏菜が幼馴染に振られている現場を目撃する。

それをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など負けヒロインが周りに増えてきて、温水はどんどん「負けヒロイン＝マケイン」たちの事情に巻き込まれていく。

負けて輝け少女たち！

『負けヒロインが多すぎる！』の作品情報

『負けヒロインが多すぎる！』は、2024年夏にアニメ化したばかりの作品です。

作品のおすすめポイントを解説する前に、まずは作品情報から解説していきます。

原作はガガガ文庫のライトノベル

『負けヒロインが多すぎる！』は、雨森たきび先生のライトノベル作品です。

原作イラストはいみぎむる先生が担当しています。

2021年7月に小学館「ガガガ文庫」で刊行が開始し、現在既刊8巻となっています。

また、2022年からは小学館のマンガアプリ「マンガワン」とWEBマンガサイト「裏サンデー」でコミカライズが連載されています。

小学館ライトノベル大賞ガガガ賞の受賞作

『負けヒロインが多すぎる！』は、2020年の第15回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞を受賞した作品です。

ちなみに、受賞時のタイトルは『俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか』でした。

そらのすけ

なんとこの受賞時のタイトル、アニメ最終話のサブタイトルに採用されています。
これはアツイ！

聖地は愛知県豊橋市

『負けヒロインが多すぎる！』では、作中の舞台が愛知県豊橋市であることが明確に描写されています。

「水上ビル」「豊橋市地下資料館」などの実際の地名や、食べ物が登場し、アニメ内でも、主人公・温水のセリフで「俺、豊橋在住なんだけど？」というセリフがあったり。

そらのすけ

ちなみに、豊橋市は作者・雨森たきび先生の地元です。

アニメでは実際の場所が描かれているようなので、聖地巡礼では豊橋市周辺をめぐってみるのがよさそうですね。

『負けヒロインが多すぎる！』3つのおすすめポイント

終わったばかりのアニメで、各サブスクサービスでもまだまだ配信されているハズ。

そらのすけ

ストーリー＆アニメーションのクオリティの高さで、2024夏アニメの中で1,2位を争うおすすめ度に昇ってきたアニメです！
ぜひ皆さんにも見てほしい！

というわけで、アニメ『負けヒロインが多すぎる！』のおすすめポイントを解説していきます。

普通の物語では描かれないからこその面白さ

この作品は、主人公と結ばれるヒロインのお話ではありません。

そのヒロインに選ばれず、振られてしまった「負けヒロイン」にフォーカスが当たります。

つまり、本来のラブコメの裏で起こる「負けヒロイン」のその後が見られます。

そらのすけ

未練タラタラで、泣いてやけ食いしたり、ちょっと荒んで部活を休んだり…

普通の物語では決して見られない「美談ではない部分」が描かれるからこそ、コメディ要素強めで楽しむことができるラブコメになっています。

そこに巻き込まれる主人公の温水くんが、ラブコメ好きなのに自分を当事者にしないことも相まって、笑ってみられるストーリーの面白さに注目です！

ヒロインに優劣がつけられない

登場するメインヒロインは全部で3人。

食い意地ばかりの幼馴染系ヒロイン、八奈見杏菜。
褐色肌の元気スポーツ系ヒロイン、焼塩檸檬。
小柄な超人見知り系ヒロイン、小鞠知花。

一癖も二癖もある彼女らですが、ちゃんとみんな可愛いヒロインです。
（負けヒロインですが…）

さて、そんなヒロインに対して筆者が感じた凄いところは、全員に優劣がつけられないことです。

複数ヒロインが登場するラブコメでありがちなのが、見た人によってヒロインの好みが分かれるパターンです。

そらのすけ

具体例で言うと、『ニセコイ』や『五等分の花嫁』など。
人によって「○○派」といった具合に、ヒロインの好みが分かれる王道パターン！

しかし、『負けヒロインが多すぎる！』では筆者はそれを感じませんでした。

完全に主観ですが、全員同じくらい応援したいし、同じくらい可愛い…

そして同じくらい推しきれない残念ポイントが見える、という不思議(笑)。
（これこそ「負けヒロイン」たる所以かもしれません）

ヒロイン全員に「幸せになってくれ」と応援を送りたくなる可愛さと残念さを感じてみてください！

「動き」が滑らかすぎるアニメーション

筆者が『負けヒロインが多すぎる！』を見るきっかけになったのが、YouTube上で公式がアップした切り抜きの動画でした。

そのシーンでは、ヒロインの1人である八奈見さんが謎のポージングを取っていたのですが…

⇩実際の動画

そらのすけ

いや、動き滑らかだな！

なにこのアニメーション⁈

色々なアニメを見ていると稀に出会える美麗アニメーション。

その中でも、ここまで人の「動き」に特化して滑らかな作画は見たことがない、と言えるほどです。

とにかく髪が、腕が、足が、スカートが滑らかに動く様子だけで、目を奪われること間違いありません。

ヒロインを彩る滑らかなアニメーションにも、注目してみてください！

現在『負けヒロインが多すぎる！』配信中のサブスクサービスは？

主要なサブスクサービスで、『負けヒロインが多すぎる！』が見られる媒体をご紹介します！

※こちらの情報は、2024年10月4日 時点での配信情報です。
　配信の状況は変更になっている場合がありますので、ご注意ください。

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気になった方はコチラのPVもどうぞ！

TVアニメ「負けヒロインが多すぎる！」メインPV

アニメ「負けヒロインが多すぎる！」オープニング映像

そらのすけ

OP、メチャクチャ凝ってます。
クレジットもセットでOPとして成立しているの素敵だよね。

制作・アーティスト情報

原作：雨森たきび「負けヒロインが多すぎる！」（小学館「ガガガ文庫」刊）
キャラクター原案：いみぎむる

監督：北村翔太郎
シリーズ構成：横谷昌宏
キャラクターデザイン：川上哲也(A-1 Pictures)
サブキャラクターデザイン：齋藤悠(A-1 Pictures)
メインアニメーター：三浦琢光(A-1 Pictures)、竹田茜(A-1 Pictures)、原島未来(A-1 Pictures)
ビジュアルボード：大谷藍生、有原慧悟
プロップデザイン：木藤貴之
色彩設計：村上彩夏(A-1 Pictures)
美術設定：平義樹弥(A-1 Pictures)　
美術監督：畠山佑貴
美術ボード協力：滕 翀
美術：草薙
3D監督：栗林裕紀
撮影監督：宮脇洋平(A-1 Pictures)
編集：廣瀬清志
音楽：うたたね歌菜
音響監督：吉田光平
音響効果：長谷川卓也
アニメーション制作：A-1 Pictures

OPテーマ：ぼっちぼろまる「つよがるガール feat. もっさ（ネクライトーキー）」
EDテーマ：マケイン応援！カバーソングシリーズ

そらのすけ

EDはお話の節目ごとに、ストーリーのメインとなっているヒロインがカバーソングを歌っています！

そらのすけ

WEBライター

「今見たいアニメ」に出会える記事を目指して、本ブログを執筆しています。

好きなアニメは
・『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
・『色づく世界の明日から』
・『アルドノア・ゼロ』etc...

Youtubeで実況者・Vtuberとしても活動中！