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『プリンセス・プリンシパル』作品紹介|ロンドンを舞台にしたスパイアニメ

『プリンセス・プリンシパル』アイキャッチ画像
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19世紀末、革命により東西に分断されたロンドンの街では、スパイが暗躍していた。

そして街の闇に駆ける人影のなかには、少女たちの姿があった。


少女たちはそれぞれの能力を活かし、噓つきスパイを遂行する。

今回はStudio 3Hz・アクタス共同制作、『プリンセス・プリンシパル』をおすすめしていきます。

『プリンセス・プリンシパル』のあらすじ

19世紀末。
強大な軍事力を持ったアルビオン王国は、ケイバーライトを独占しその力を使った空中艦隊で世界の覇権を握った。

しかし、革命が起こったことで王国と共和国に分離してしまう。

以来10年、巨大な壁により東西に分断されたロンドンの街は、それぞれのスパイが暗躍する「影の戦争の最前線」となったのだった。

そのロンドンの、王国領土に位置する名門校クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女が所属する「博物倶楽部」がある。

5人は王国に潜伏する共和国側のスパイであり、その中には王国の「プリンセス」の姿もあった。

『プリンセス・プリンシパル』の作品情報

『プリンセス・プリンシパル』はテレビ放送が全12話のほか、映画化が発表されており現在3章まで劇場公開されています。

劇場版については、「映画『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』について」の項目で詳しく解説するので、ここではテレビ放送分について主に解説していきます。

そらのすけ
そらのすけ

余談ですが、ダークでスチームパンクな世界観なのに略称が『プリプリ』なの可愛いよね。
(※筆者が適当につけた略称ではなく公式です)

特殊な構成のオリジナルアニメーション

本作はStudio 3Hz・アクタス共同制作のオリジナルアニメーション作品です。

オリジナルアニメーションとは…

小説やマンガが原作になっていないアニメ作品を指します。
公開・放送後に、小説化やマンガ化される場合もあります。

代表例)『君の名は。』『リコリス・リコイル』etc

また、テレビ放送の全12話は多くのアニメとすこし違った構成をしています。

アニメに限らずドラマ作品は多くが「起承転結」や「序破急」といった時系列と共に進む話になっています。

アニメで言えば、「第1話で出会った登場人物たちが、色々あって第12話で目標を達成する」というイメージです。

『プリンセス・プリンシパル』は各話の話数を「第〇話」ではなく「case.〇」と表現しています。

これはスパイの任務=caseになぞらえたものだと思いますが、よく見るとその数字が順番に並んでいないのです。

例えば第1話にあたる初回は「case13 Wired Liar」です。

そらのすけ
そらのすけ

全12話なのに?
いきなり12話より数字が多いんですけど⁈

話の時系列が前後する、なんてものではありません。
放送されただけでcaseは24まであり、間の話がごっそり抜けている部分があります。

その上、このcaseは数字が戻ったりするので、時系列もバラバラになっています。

「先週の放送では仲間だったはずの人が、今週はまだ敵で登場」なんてことが起こるので、混乱してしまうかもしれません。

その余白にも色々な事件やスパイ活動があったことを暗示している、特殊な構成に注目してみてください。

キャラクター原案は『キノの旅』の黒星紅白さん

『プリンセス・プリンシパル』を見たときに、特徴的な絵柄でピンときた方もいるのではないでしょうか。

キャラクター原案は、『キノの旅』や『SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のイラストでも知られている黒星紅白先生です。

黒星先生は書下ろしイラストを多く描いており、放送当時は各話ツイートの投稿もされていました。

アニメーションもしっかり黒星先生のキャラクターだとわかる仕上がりになっているので、ファンは必見です。

そらのすけ
そらのすけ

そんな筆者そらのすけ、画集を買うほどの黒星先生ファンでして…
黒星先生のキャラが動いてる!しゃべってる!
とテンション上がりまくりでした。

作品内の用語

『プリンセス・プリンシパル』では、独自の世界観が展開されているためいくつかの用語が存在しています。
作品をこれから見る人は、ここに紹介する単語を読むだけでスムーズにお話がわかるはずです。
いくつか代表的かつ世界観にかかわる単語を紹介していきます。

アルビオン王国

『プリンセス・プリンシパル』の舞台となっている王国です。

10年前に革命がおこり、分裂した後は王国と共和国に分かれています。
その境目となっているのが首都ロンドンであり、東西は大きな壁で隔てられています。

そらのすけ
そらのすけ

ちなみに「アルビオン」はブリテン島の古い名前だそうです。
あくまでアルビオン王国は異なる歴史を辿ったイギリスの姿、という設定なのでしょう。

ケイバーライト

重力を遮断して、付近の一定範囲を「無重力」にすることができる化学物質です。
この技術を利用した空中艦隊は凄まじい戦力となった一方で、その有毒性はケイバーライト障害という病気を引き起こす危険性も持っています。

主人公アンジェが携帯しているキューブ型のガジェット(正式名称はCボール)もケイバーライトを使用しているようです。

カバー

スパイなどの工作員が潜入する際に使う、偽の経歴や個人情報を指す言葉です。

カバーストーリーとも言い、他人に工作員(スパイ)であることがバレないようにするために使われます。

作中ではアンジェは植民地出身、ドロシーは中産階級出身の女子高校生というカバーで学校に潜入しています。

『プリンセス・プリンシパル』を見てほしい3つの理由

筆者イチオシのオリジナルアニメーションのひとつ、『プリンセス・プリンシパル』を見てほしい理由を3つにまとめて解説していきます。

  • スチームパンク好きにはたまらない世界観
  • 梶浦由記さんによるオシャレなBGM
  • 「スパイ」を大事にしたスタイリッシュアクション

スチームパンク好きにはたまらない世界観

『プリンセス・プリンシパル』はスパイやアクションの他にスチームパンクのカテゴリが付けられている場合があります。

そらのすけ
そらのすけ

Q. スチームパンクとは?
A. 蒸気機関が主流の時代をモチーフにした世界観のことです。

SFでは広く使われており、「スチームパンクな世界観」自体を売りにしたゲームもあるほど、強い人気があります。

イギリスの一部時代を模して、そう呼んでいる場合も多い印象です。

産業革命を経て19世紀末になり、ケイバーライトを含めた化学工業が発展している時代を描いているためでしょう。
オープニングを含め、あちこちに配管や蒸気の表現が使われています。

また、アンジェたちメンバーが使うアイテムもどこかスチームパンクなものが多い印象です。

Cボールはその代表例で、稼働時のカチカチという「歯車が嚙むような音」や「使用後に冷却を必要とする仕様」は、いかにもスチームパンクですね。

梶浦由記さんによるオシャレなBGM

『プリンセス・プリンシパル』の音楽は、『鬼滅の刃』『魔法少女まどか☆マギカ』などでも知られる梶浦由記さんが担当しています。

ドラマ作品を彩る劇伴音楽(BGM)の緩急は非常に大事な要素です。
特にアニメでは、戦闘シーンに盛り上がる音楽が流れると一気に盛り上がりますよね!

ソード・アート・オンライン』シリーズなども担当している梶浦由記さんはこの緩急が非常に秀逸なのです。

『プリンセス・プリンシパル』でも緊迫したアクションシーンが多く、膠着したり一気に距離を詰めたりという表現に、音楽がひと役かっています。

そらのすけ
そらのすけ

筆者が特におすすめなのは、メインテーマの「shadows and fog」です!

当時のCMなどにも楽曲が使われていました。

「スパイ」を大事にしたスタイリッシュアクション

『プリンセス・プリンシパル』の見どころのひとつがアクションシーンです。

しかし筆者から見ると、ただ派手な戦闘が繰り広げられているわけではないのが魅力になっているように思います。

というのも、この作品は前提として「スパイ」が暗躍している中での出来事を描いています。
必然的に武器は携帯できる小型に限られ、閉所でのアクションが多くなります。

武器や戦闘の仕方に目を向けてみると、環境に合わせた戦い方をしていることに気づきます。

そらのすけ
そらのすけ

とはいえ、Cボールを使ったりすると派手にはなっちゃいますけどね。

それでいいのか、スパイ稼業。

キャラクターごとの立場の違いが反映された結果、細かな動作の違いなどにもこだわりが見え隠れするアクションシーンに注目してみてください。

映画『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』について

ここからは、テレビ放送全12話のその後を描く劇場版『Crown Handler』シリーズについて紹介していきます。

実は『プリンセス・プリンシパル』はまだ完結していない作品です。

これから公開される新章に備えて、予習していきましょう!

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』あらすじ

女王暗殺未遂事件によって、王国の「スパイ狩り」が激化し始めた。

そんな中、アンジェたちに新たな任務が課せられる。
その任務は、二重スパイ疑惑がある王室内のスパイビショップ」との接触だった。

この任務がきっかけで、彼女たちは国を揺るがす大事件の渦中に巻き込まれていく。

全6章が公開予定

テレビ放送終了後の2018年4月、最終話以降のストーリーを描く続編の制作が発表されました。

しかも劇場版での全6章という特大ボリュームに、当時見ていた筆者も大興奮だったのを覚えています。

この時点では2019年から順次公開予定とされていましたが、制作側の諸事情で延期され、第1章は2021年2月11日に公開されました。

現在では第2・3章が公開され、第4章の情報待ち(執筆時点では公開スケジュールなどは未発表)となっています。

そらのすけ
そらのすけ

各種サブスクにも劇場版の公開が始まっています。
まだ見ていないあなたも、今から追いつけますよ!

劇場版での声優交代

テレビ放送でメインキャラであるアンジェの声優を担当していた今村彩夏さんは、2018年に体調不良で芸能活動を引退されています。

プリンセス・プリンシパル アンジェ画像
© Princess Principal Project

そのため劇場版は声優が交代となり、後任に古賀葵さんがキャスティングされています。

お恥ずかしながら、実は筆者は執筆にあたって調べ直すまで、このことに気づいていませんでした…

そらのすけ
そらのすけ

アニメ好きを公言してるのに、気づけなかったなんて自分としては不本意ですが…!

驚くべきことに、雰囲気があまりにも似ているために気づけなかったのです。

声優交代はいつの時代も違和感を生じさせるものですが、『プリンセス・プリンシパル』に限って言うとその心配はないことを、奇しくも証明した出来事でした。

『プリンセス・プリンシパル』配信中のサブスクサービスは?

主要なサブスクサービスで、『プリンセス・プリンシパル』が見られる媒体をご紹介します!

  • Amazon Prime Video : 配信なし
  • U-NEXT : 見放題
  • DMM TV : 見放題
  • Rakuten TV : レンタル
  • Hulu : 見放題
  • NETFLIX:配信なし
  • dアニメストア : 見放題

※調べた限りでは、テレビ放送と劇場版でどちらも同じ配信状況です。

※こちらの情報は、2024年5月13日 時点での配信情報です。
 配信の状況は変更になっている場合がありますので、ご注意ください。

気になった方はコチラのPVもどうぞ!

TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』PV第1弾

こちらはYouTubeに公開されているTVアニメのPV第1弾です。

TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』オープニング映像

オープニング曲はVoid_Chords feat.MARUによる『The Other Side of the Wall』です。
力強い歌声と共に、スタイリッシュなスパイアクションが描かれます。

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』 オープニング映像

こちらは劇場版のオープニングです。
映画になっても変わらぬ世界観とカッコよさになっているのがわかります!

制作・アーティスト情報

監督: 橘 正紀
シリーズ構成・脚本: 大河内一楼
キャラクター原案: 黒星紅白
キャラクターデザイン・総作画監督: 秋谷有紀恵
総作画監督: 西尾公伯
コンセプトアート: 六七質
メカニカルデザイン: 片貝文洋
リサーチャー: 白土晴一
設定協力: 速水螺旋人
プロップデザイン: あきづきりょう
音楽: 梶浦由記
音響監督: 岩浪美和
美術監督: 杉浦美穂
美術監修: 池 信孝
美術設定: 大原盛仁、谷内優穂
色彩設計: 津守裕子
HOA (Head of 3D Animation): トライスラッシュ
グラフィックアート: 荒木宏文
撮影監督: 若林 優(T2 studio)
編集: 定松 剛(サテライト)
アニメーション制作: Studio 3Hz、アクタス

※スタッフ情報はテレビ放送版を参考とさせていただいております。
 ご了承ください。

<テレビ放送シリーズ>
OPテーマ:Void_Chords feat.MARU「The Other Side of the Wall
EDテーマ:アンジェ(今村彩夏)、プリンセス(関根明良)、ドロシー(大地葉)、ベアトリス(影山灯)、ちせ(古木のぞみ)「A Page of My Story

<劇場版 Crown Handler>
OPテーマ:Void_Chords feat. Yui Mugino「LIES & TIES
EDテーマ:アンジェ(CV.古賀 葵)、プリンセス(CV.関根明良)、ドロシー(CV.大地 葉)、ベアトリス(CV.影山 灯)、ちせ(CV.古木のぞみ)「Nowhere Land

ABOUT ME
そらのすけ
そらのすけ
WEBライター
「今見たいアニメ」に出会える記事を目指して、本ブログを執筆しています。

好きなアニメは
・『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
・『色づく世界の明日から』
・『アルドノア・ゼロ』etc...

Youtubeで実況者・Vtuberとしても活動中!
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